2015年5月4日月曜日

篠山層群産ティラノサウルス類・イメージ模型(2015)

篠山層群産ティラノサウルス類イメージ模型


作品サイズ 55cm



 
丹波竜化石工房・ちーたんの館展示用に、三枝春生先生(兵庫県立人と自然の博物館)監修の元、 製作した作品です。篠山層群からはティラノサウルス類は2015年5月の時点では前歯しか見つかっていませんが、その形状と篠山層群の年代、地域から中国で見つかっているシオングアンロンを主な参考にして製作。前肢の指が2本か3本かがはっきりとしないため、第3指を取り外し可能にし、今後の研究の進展に合わせ変更出来るようにしています。 

 シオングアンロン復元骨格
(2013年・台湾国立自然科学博物館特別展にて撮影)

オルニトミムス(2013)

オルニトミムス エドモントニクス
 Ornithomimus edmontonicus
作品サイズ 全長約40cm
縮尺 約 1/10

2014年8月27日水曜日

パキリノサウルス (2014)


Pachyrhinosaurus lakustai
パキリノサウルス ラクスタイ

北米
全長 約6m
白亜紀後期

模型サイズ 45cm
縮尺 約1/12


パキリノサウルスは、最初に記載されたカナデンシス種がやはり有名ですが、今回はパキリサウルス属として2番目に2008年に記載されたラクスタイ種を造形しています。頭部のフリル付け根正中の角が特徴です。
 :
主な資料
  ・”The Facial Integument of Centrosaurine Ceratopsids: Morphological and Histological Correlates of Novel Skin Structures”
TOBIN L. HIERONYMUS, LAWRENCE M. WITMER,DARREN H. TANKE, AND PHILIP J. CURRIE  (THE ANATOMICAL RECORD 2009)

ブロントサウルス・旧復元(2014)

ブロントサウルス・旧復元
縮尺 約1/30

 20世紀前半に活躍した古生物画家・チャールズ・R・ナイトがシカゴ・フィールド博物館の依頼で1930年代に描いた壁画を立体化。

 シカゴ・フィールド博物館にて2012年に撮影




2014年6月9日月曜日

ディメトロドン (2014)



ディメトロドン・リムバトゥス
Dimetrodon limbatus

北アメリカ
ペルム紀後期

作品サイズ 全長30cm
縮尺 約1/8





 閉口時に歯がワニのように外側に露出しない、いわゆる「トカゲ型」の表現にしていますが、上顎の特に長い歯は上手く収まらず。下顎の丁度その歯に対応する部分が少し括れているのが、スミロドンに似た感じでもあるので、長い歯はスミロドンの剣歯と同じく、外側に露出する表現にしています。

2014年2月1日土曜日

シノメガケロス(ヤベオオツノジカ)


Sinomegaceros yabei 
シノメガケロス・ヤベイ
日本
更新世・後期
模型サイズ 35cm
縮尺 約1/8

ヤベオオツノジカは和名で、学名はシノメガケロス・ヤベイ。日本で最大のシカの仲間とされています。化石も日本各地で発見されており、多くの博物館に復元骨格が展示されています。オオツノジカとして有名なメガロケロス・ギガンテウスとは別属とされます。

今回は、角の保存状態が一番良いとされる上黒岩産標本を含む複数個体を基に組み立てられた国立科学博物館の展示骨格ベースに製作しています。




その他、ヤベオオツノジカについて


2013年6月17日月曜日

プラテカルプス (2013)



プラテカルプス・テュムパニティクス
Platecarpus tympaniticus
北米
 白亜紀後期
 模型サイズ 45cm
縮尺 約1/10

恐竜や翼竜など、他の中生代の爬虫類の復元が、研究の進展の中で大きく変わる事が多い中で、プラテカルプスを含むモササウルスは約100年間、ほとんど復元が変わっていない部類に入っていたかと思います。その姿が大きく変わるきっかけになったのが、2010年のプラテカルプス・テュムパニティクスに関する論文です。ほぼ完全に全身が関節した状態で保存された骨格から、このプラテカルプスがサメや魚竜と同じような三日月型の尾鰭を持っていた事が推測されました。恐らくティロサウルスプロトサウルス等、その他のモササウルス類も尾鰭を持っていたと推測されています。
また、その標本には、体の各部のウロコの跡も残っていたため、プラテカルプスはモササウルス類の中でも精度の高い復元を試みる事が出来る種類になっています。



顔と首、胴体のウロコの形状の違いも、出来る限り表現しています
(といっても、ウロコは全体的に大きめになっていますが)




この模型は、2010年の論文の発表者の一人でもある小西卓哉さん(カナダ・アルバータ大学)に見ていただきながらの製作でした。といっても、個人作品で締め切りも無かったので、他の作品製作の合間に少しずつ作業を進め、その画像を見て頂く、という事で結局完成まで3年掛かっています。その間に、さらに研究が進んだ事もあり、それも作品に取り入れながらの製作となりました。



2010年の論文の元になったプラテカルプス標本
(2013年・ロサンゼルス郡立自然史博物館にて撮影)


主な参考資料
"Convergent Evolution in Aquatic Tetrapods: Insights from an Exceptional Fossil Mosasaur"
 Lindgren, J.; Caldwell, M.W.; Konishi, T.; and Chiappe, L.M. (2010).

きしわだ自然資料館・モササウルス展示