ウタツサウルス
Utatsusaurus hataii
作品サイズ 35cm
縮尺 1/10
ウタツサウルス(ウタツ魚竜)は、現在見つかっている魚竜の中でも非常に原始的な特徴を持っている種で、魚竜の進化に関する記事や論文では必ずと言っても良いほど言及される、日本を代表する古脊椎動物の一つ。このウタツサウルスのように、日本でも世界的に重要な古生物の標本が結構いろいろ発見・研究されています。
体表はウロコ状なのを強調して、原始的な雰囲気を出したかったのですが、魚竜としては原始的といっても、水中生活への適応という点ではすでに完成しているデザインにも思えるので、ここまでのウロコの表現は余計だったかもしれません。あと、首もちょっと長過ぎかな。
今回のオマケはサウリクチス(Saurichthys)魚はやっぱり難しいです。ちゃんと系統とか反映した表現が出来れば良いのですが、なかなか大変で、、、。
主な参考文献
・ウタツサウルス
「翼竜の謎」 金子隆一 他
「恐竜解剖」 クリストファー・マクガワン
「ジュラ紀の海の支配者-魚竜」藻谷亮介
(「地球を支配した恐竜と巨大生物たち」別冊日経サイエンス)
「Ichthyopterygia :Handbook of Paleoherpetology Part8」
Christopher Mcgowan & Ryosuke Motani
「SEA DRAGONS」Richard Ellis
・サウリクチス
「古脊椎動物図鑑」鹿間時夫
「THE RISE OF FISHES」 JOHN A.LOMG
「DISCOVERING FOSSIL FISHES」 JOHN G.MAISEY