2010年12月31日金曜日

パキケファロサウルス Pachycephalosaurus wyomingensis

パキケファロサウルス 
Pachycephalosaurus wyomingensis
作品サイズ 35cm
縮尺 1/15



 ドーム状の石頭ですが、最近では武器に使うのでは無く装飾だった、という説が主流のようです。有名な「パキケファ ロ同士がお互いに助走を付けて頭をぶつけあう」説に関しては、頭部や首の構造がどうの、という以前に、眼が頭部の横に付いていて正面の視界がそれほど良い とも思えない動物が、頭頂同士をピンポイントでぶつける事が非常に困難なのではないかと。ですが、ただの装飾というのも面白く無いな、と思い、敵やライバ ルのオスと争う時は、横に頭を振って牽制・攻撃する、という事にしてみました。後頭部のトゲには横方向に生えている物もあるので、正面から相手にぶつかる よりも殺傷力ありそうです。
  パキケファロといえば、やはり頭部が目立ちますが、胴体や骨盤の形、全体のバランス等、地味ですが結構特徴の多く、造っていて楽しい恐竜でした。


・この作品は2014年10月〜2015年6月まで国立科学博物館の展示に使用されました>詳細

・2024年 岐阜県博物館所蔵になりました。