アショロア
Ashoroa laticosta
作品サイズ 25cm
縮尺 1/6
アショロアはデスモスチルス科に属し、デスモスチルスの祖先と考えられています。デスモスチルスに比べ、頭部が小さく、また胴体部も長いです。姿勢に関 しては従来のデスモスチルスよりもすこし体を高めに持ち上げた状態に、また口からはみ出すように表現される事の多い前歯部は、この作品では口を閉じた状態 では見えないようにしています。これは、他の相当長い前歯・犬歯をもつ哺乳類でも普段は唇に隠れている事を参考にしました。
資料としては、デスモスチルスの研究で著名な犬塚則久先生の著作と、北海道大学総合博物館で撮影した全身組立て骨格を参考にしましたが、静止姿勢復元でさえ難しい束柱目で、歩行時の姿の再現に挑戦したのでいろいろと上手く纏まらなかった部分もあります。
*追記 その後、アショロアに関しては新復元が発表されたので、この復元も早速旧復元という事に、、、。ま、これも古生物復元の面白さです。新復元にもいずれ挑戦したいところです(2009.12)。>関連記事